商品撮影では、撮影用につくられた氷の小道具を使うことがあります。本物の氷のように溶けないので、光や構図を調整している間も形を保てます。
僕にとっては、飾りというより、撮影中の状態をそろえるための道具の一つです。

本物の氷は、撮っている間にも変わる
本物の氷は、時間がたつと小さくなり、水も増えます。最初のカットと、光を調整した後のカットで、グラスの中の状態が変わってしまうことがあります。
光の当たり方を比べたいときに、氷の形まで変わると、どこが変化したのかわかりにくくなります。撮影用の小道具を使うと、その変化を一つ減らすことができます。
小道具を置くだけで、氷らしく見えるわけではない
透明なものは、背景や光の映り込みによって見え方が変わります。グラスに入れた後も、輪郭や重なりがどう写っているかを確認します。小道具そのものを見ているときと、照明を整えて写真にしたときでは、印象が変わることがあります。

水滴などの演出を加える場合も、どのような飲み物として見せる写真なのかを考えて調整します。実物の商品について誤解を招かないよう、撮影の用途に合わせて、演出する部分を確認することが必要です。
※この記事で紹介している氷は、撮影用の小道具です。
旧サイト掲載日:2022-12-02。過去の撮影事例・解説を移設した記事です。店舗の営業情報や当時の制作内容は掲載時点の記録です。現在の料金・対応範囲は撮影サービスをご確認ください。