2026.09.02 / COLUMN

振袖撮影の品質を支える着付け・ヘアセット・撮影の合同実習

振袖の合同実習で、着付け担当者が背中の帯を整える手元

写真:合同実習で帯を整えているところ。撮影する側も、着付けの状態を確認しながら進めます。

振袖の撮影では、着物がきれいに着付けられていることと、写真の中できれいに見えることの両方を確かめる必要があります。立ち姿では気にならなかった部分が、座ったり、腕を動かしたりすると違って見えることもあります。

今回はモデルにご協力いただき、着付け、ヘアセット、撮影の担当者が集まって合同実習を行いました。本番と同じように支度から撮影まで進め、それぞれの立場から気づいた点を確認する時間です。

動いたときの着姿を確かめる

着付けの確認では、正面の立ち姿だけでなく、歩く、座る、腕を上げるといった動きも見ます。撮影中にどの部分が動きやすいのか、どの姿勢で着姿が変わるのか。写真を撮る側にも、その変化を知っておく意味があります。

成人式では、支度が終わってから長い時間を振袖で過ごします。支度の直後だけを見て判断しないことは、撮影のためにも、ご本人が過ごしやすいようにするためにも大切です。

髪型と振袖を一緒に見る

ヘアセットは、顔まわりだけで決められるものではありません。振袖の色柄や髪飾りとのバランスを見ながら、横顔や後ろ姿も確認します。撮影では顔の向きが変わるので、正面からは見えなかった髪飾りや毛流れも写真に入ってきます。

ポーズを変えながら、担当者同士で確認する

撮影では、袖の柄の見せ方、手の位置、体の向き、表情、光の当たり方を一つずつ見ていきました。ポーズの指示だけで整えようとせず、必要なところを着付けやヘアの担当者と確認できることが、合同実習のよいところです。

撮る側が気になることと、支度をする側が気になることは、必ずしも同じではありません。実際に撮影しながら話すと、言葉だけでは共有しにくい部分が見えてきます。こうした確認を重ねて、本番の支度と撮影に生かしていきます。